80代でリフォームを考えるとき

Before
sub7
After
sub1

場所 観音寺市 杉本様邸(仮名)
家族構成 一人暮らし
工事範囲 台所
工事期間 4日間

80代間近に決心されたリフォーム。
神戸での生活が長かった奥様はとても若々しく、私もこんな風に生活できたらと将来を楽しみにできるリフォームでした。
担当:小西 多香子

ご依頼内容

12年前にお父様のために建てられた平屋の住まい。
3年前にお父様が亡くなられたのをきっかけに神戸から戻り、今はお一人で生活されています。
玄関を開けるとすぐそこが広い26畳のLDK。
対面型にはなっていましたが、当時奥様が希望され手配したキッチンとは全く違うイメージのものが取り付けられていたそうです。
「私はこのキッチンが嫌いなの」その思いが日々募るばかりです。

コニーのご提案

手元を隠すための間仕切りが高すぎ、部屋が暗がりに。

sub3

リフォーム前のキッチンは対面式で手元を隠すために間仕切りが設けられていますが、その高さゆえにダイニングが暗くなっています。

 

sub2

そこで間仕切りを取り、カウンターキッチンに。
奥様のこだわりを取り入れ、対面のカウンター部分は広すぎず、そこにコンロ部分を取り付けました。

 

窓からの明かりをさえぎらない吊り戸棚

外の明かりを遮らない吊り戸棚

外の明かりを遮らない吊り戸棚

隣が駐車場になってから、キッチンに立っていたら隣の駐車場に来る方と目が合う気がして…。(奥様)
大きな出窓から明かりを取り入れるため、シンク前にカーテンを吊ることができません。
そこで、窓からの明かりを取り入れることの出来る天袋をつけ、さらにブラインドをつけて夜間の室内が見えないようにしました。
ブラインドには酸化チタンが塗られ、光で汚れを分解する光触媒を採用しました。
お手入れが必要な部分だからお手入れの少なくていい素材にしました。

希望をかなえるシステムキッチン探し

奥様希望のカウンターキッチン。隠せる収納。明かりを取り入れる吊り戸棚。
それらの希望を満たすキッチンを探すことは容易ではありませんでした。
違うシリーズのキッチン部材を組み合わせ、特注対応を依頼し、圧迫感を感じさせないよう色づかいにもこだわりました。
何度もショールームに足を運び、結果開放的でオシャレなキッチンになりました。

sub5

奥のドアを開けると大容量の収納が出現!

 

sub6

カウンター部分の引き出しは、前からも後ろからも引き出せます!
使い勝手を一番に考えたキッチンです。

ほんの少しの手抜きが…

昨年キッチンの床に床下収納を取り付けた奥様。
その際の施工業者が床の開口部の補強を充分にしていなかったため、踏んだ際に床が下がるのを感じるほど不安定な状態でした。
実は奥様、このリフォームの打合せの前に、この床のひずみに足を取られ全治2ヶ月の大怪我をしてしまいました。
今回のリフォームでしっかりと補強しましたが、本当にほんの些細なことでも大きな怪我につながることを教わりました。

リフォーム後

希望をかなえるキッチンが本当にあるなんて。
コニーさんは少しのことなのに何度も足を運んでくださいました。
この年齢で一人暮らしでリフォームなど必要ないと言う人もいますが、お友だちを呼んで楽しく過ごすティータイムがとても楽しみです。
毎日の生活を快適に過ごすリフォームなら何歳から始めてもいいですね。