暗く狭いキッチン、大きな食器棚で分断されたダイニング
場所 | 観音寺市本大町 森様邸(仮名) | |
---|---|---|
家族構成 | 奥様 | |
工事範囲 | 10畳DKと6畳和室、床収納 | |
工事期間 | 約3週間 |
キッチンの家具の配置に悩んでる方も多いはず。
食器棚を置き便利に使えてるようで、使いにくくしている方は少なくありません。
ちょっとレイアウトを変えるだけで明るく広くなった大満足のリフォームです。
担当:小西多香子
ご依頼内容
築12年の建売住宅。
システムキッチンに食器洗い乾燥機、広いDKと典型的な間取り。
食器棚で仕切られたキッチンは、天井の照明がさえぎられ、暗く狭いスペースでした。
食器洗い乾燥機も一度も使われたことがなく、まさに無用の長物。
ダイニングも物で溢れています。
和室は、たんす・ソファー・ピアノが置かれ、残り2畳のスペースに、コタツや荷物が。まさに足の踏み場もない状態です。
こんなになったらいいな
退職を機にリビングで生活する時間が長くなります。
趣味の裁縫・書道・ピアノなどができ、それぞれのものが収納できるスペースが欲しい。
1歳になる孫が遊びに来たときにハイハイできるスペースが欲しい。
コニーのご提案
食器だなは何処に?
壁際に置き、冷蔵庫も壁際に置きました。
そうすると自然と対面キッチンとなるところですが、コンロを対面側に置くと、レンジフードによって、また視界が閉ざされてしまいます。
そこで並列型のキッチンを採用しました。
レンジは壁際に並べ、シンク・調理スペースを対面に配置。
開放感のあるDKになります。
また手元が隠れるくらいの袖壁を作ったことにより、食器の一時置きにも活用できます。
部屋を2分する食器棚。暗くて狭い。
上に乗せている荷物も落ちそう!
↓
食器棚とコンロを壁側にすると、開放感に溢れる明るいキッチンに。
食器棚上にも扉をつけて収納に。
物であふれる和室
床の間と押入れを大改造して機能的な収納に変えました。
3連の引き戸にすることで真ん中のものも取りやすくしました。
ご主人のお仏壇もおさまりいつもリビングで一緒にいられます。
物であふれかえる和室
床の間にもタンスが…。
↓
床の間と押入れを一体感のある収納に。
仏壇の下スペースもムダにしません。
DKと和室の境のふすま
引き違いのふすまでは、どうしても開放感が感じられません。
そこで引き違いを両サイドに引き込む引分戸にすることでとても開放感が得られました。
キッチンから見たリビングと和室。
よく見渡せます。
カーテン
普通はドレープよりレースを窓側に吊しますが、レースの柄にこだわり、オレンジのドレープを窓側に。
昼間は、カーテンを開けてレースだけにすることが多く、夜は閉めます。
夜もこのレースのデザインを生かすため、無地のひだ無しドレープを外側につるしたのです。
こうすることで、結構値段のはるカーテンを安く、おしゃれに演出することができます。
昼も夜も美しいレース柄が際だちます。
リフォーム後
女性のアイデアがたっぷり含まれたリフォームに大満足しています。
友人を招いたり、孫が来たときもリビングで楽しく過ごすことができます。
今ある家具を上手に配置していただき、とても使いやすくなりました。
初めて使うIHヒーターに最初は戸惑いましたが、今はとても使いやすいです。
友人がピアノをダイニングに置くと汚れると心配していましたが、IHヒーターなら空気もきれいで、今でも快適に使っています。
いつでもピアノが弾ける状態がいいですね。