増築を繰り返し、玄関が分かりにくくなった住まい

Before
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After
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場所 三豊市豊中町 T様邸
家族構成 3人
工事範囲 築70年の母屋、築30年の ひや、外構
工事期間 約4ヶ月

母屋、ひや、納屋、車庫と増築を繰り返し、玄関が分かりにくくなった住まい。
開放的なアプローチに大変身。

担当: 小西多香子

ご依頼内容

top車庫をとおり納屋を抜けた先に中庭があり玄関がある住まい。
初めて訪れた方は入口が分からずうろうろしてしまうそうです。
確かにチャイムも見当たらず、勝手に車庫の中に入っていいのかと戸惑ってしまいます。
つぎはぎに建てられた納屋や車庫には大きな段差があり、木で作ったスロープを足の悪いおばあちゃんは乳母車を押しながら通っています。

コニーのご提案

外壁をサイディングに

外壁がトタンの車庫。
納屋の杉板も遠目にはわかりにくいですが、ずいぶんと傷んでいて、反ったり欠けたりしていました。
トタンの裏がむき出しの内部もほこりがたまりすっきりしていません。
そこで、外壁をサイディングに、内部にケイカルを貼り塗装仕上げにしました。
大方新築1軒分もある壁面積の車庫と納屋。
すっかり見違えるようになりました。
明り取りの窓も軽快なリズムです。

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納屋の杉板は反ったり欠けたり。

 

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サイディングですっきり

中庭のイメージ

築70年の母屋があり、築30年のひやが面している中庭、てづくりの花壇があるだけでした。
おばあちゃんのためにスロープをつけたい。
レンガで花壇を作りたい。
そして母屋の床下に置いたものが丸見えにならないように目隠しをしたい。
と希望はありましたが、これといったイメージがわかないということでした。
最近はやりでもある格子やモダン和風のテイストをご提案しましたが、レンガを使った雰囲気がお好みでしたのであえて和風をさけ、洋風にまとめました。
派手にならないようにとの希望で、当初予定していた石張りをやめタイルのポーチにしたり、洗い出しのスロープにしました。
芝を貼って仕上げました。
夏にはご主人大活躍です

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照明

 やっと見つけだした照明

やっと見つけだした照明

以前は天井照明だけでしたので暗がりを手探りであるいていましたが、新しく門扉のところに門灯をつけタイマーで点灯させるようにしています。
通路にも感知式の照明器具を付けたのでスムーズに移動できます。
中庭のついたての部分の照明器具に一番悩みました。
実は、予定していた商品が廃盤になってしまい、思い通りの器具がなかなか見つからなかったのです。
そんな中、デザインを変えてみてはという意見に視点を変えて選びなおしました。
結果とってもすてきな照明が見つかりました。
廃盤になっててよかった。

コンクリート工事

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冬のコンクリート工事は大変です。
1月に入って気温の低い日が続き、土間コンクリートのタイミングを見計らっていました。
納屋は湿気が上がるということで、既存のコンクリートの上に防湿シートを張っての工事でしたので、水分が引かず、押えの作業が深夜にまで及びました。
翌朝、左官さんが仕上げに行った時、ねこが悠々と横断した跡があったそうです。
なんとか消えましたが、飼い猫でもないのにどこから訪ねてきたのでしょう。
面積が広くなればなおさら、コンクリート工事は気がぬけません。 

よみがえった裏木戸

アンティークのラッチがお洒落

アンティークのラッチがお洒落

痛んではいましたが、まだしっかりとした板戸。
ただ、自然に開いてしまうので、かんぬきをして止めていました。
そのため、裏から来た時には、あらかじめ開けていないと出入りできない不便な裏戸でした。
そこで、アンティークのラッチを付け、塗装をしたところ、自然と溶け込む木戸に生まれ変わりました。
これで、裏から帰っても出入りできます。

 

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自然に開いてしまう扉

 

     ↓

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塗装こんなに変わるんですね

リフォーム後

広いお屋敷をぐるりとリフォーム、本当に大規模なリフォームでした。
車庫にするのはもったいないくらいです。
外壁もアプローチの感じもとってもよくなりました。
これで段差なく玄関まで行くことができます。
チャイムも作りましたので、最近の不審者にも門の所で対応でき安心です。
今までうっそうと茂っていた畑の部分を広い庭にしましたので、これからは草抜きが少し大変かも。
でも、風が通る気持ちのいい場所になりました。
夕方庭に出て過ごすことが多くなったそうです。
夏が楽しみです。